新型コロナウイルスの感染拡大を受け16日から1カ月間、月~木曜の臨時休業を決めた天山多久温泉タクア=多久市

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、多久市の宿泊施設タクアは、16日から1カ月間、月曜から木曜日までの平日に臨時休業すると発表した。通常営業への復帰は4月17日を予定しているが、今後の状況を見極めて改めて決定する。

 1月に入って宿泊や宴会の需要が減り、予約のキャンセルも相次いでいる。政府が大規模行事の自粛を要請した2月下旬以降は、平日の宿泊客が前年同期に比べて2割程度にまで落ち込み、韓国や台湾、中国からの訪日客も激減した。

 3連休の今月20~22日は温泉とプールの営業を取りやめ、21日の歌手水前寺清子さんのディナーショーも延期する。チケットは代替日に使用でき、払い戻しにも応じる。有効期限がある入浴回数券は、期限を延長する。

 タクアは2018年7月にオープン。多久市が整備して同社に10年間無償貸与している。9日までに市と同社が協議し、平日の臨時休業を決めた。県内の宿泊施設148軒が加入する県旅館ホテル生活衛生同業組合は「臨時休業するという施設は他に聞いたことがない」としている。臨時休業で減収になる従業員への対応に関し同社は「国の助成金の活用も検討し、適切に対応したい」としている。

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