記者会見して、16日から市立の小中学校の授業を再開する方針を説明する小松政・武雄市長(左)と浦郷究教育長=武雄市役所

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受けて休校している小中学校について、武雄市が16日から再開する方針を固めた。佐賀県内の多くの市町も同様の意向を持ち、11日にも示される見込みの県の判断を待っている状況だ。保護者からは授業再開を歓迎する声も多かった。

 武雄市の浦郷究教育長は県の市町教育長会連合会の会長。県内全市町の教育委員会に、休校期間となった15日以降の対応の意向を聞き、県教委に伝えている。

 内容は、回答した市町のうち半数以上が「佐賀県から感染者が出ていない」「県の方針が再開になる」ことなどを前提に「16日再開」の意向を示している。「春休みまで休校」「23日から再開して修了式は行いたい」との自治体もあった。

 一方、保護者らも授業再開に賛同する人は多かった。武雄市内の小学2年生と4年生の母親は「子どもは学童保育に預けているので、授業再開はありがたい」と胸をなで下ろす。ただ、「学校に十分なマスクが確保してあるのかなど、学校の対応に心配もある」と不安をのぞかせた。

 4月に小学校に入学する子どもの母親(39)=武雄市=は、「図書館や児童クラブなど、結局人が集まっている」と感染拡大防止策としての一斉休校に疑問を示した上で、「親にも仕事があり、祖父母に預けている人もいる。授業再開はいい判断だと思う」と好意的に受け止めた。

 3年生と6年生の子どもを持つ自営業の男性(42)=多久市=は「賛成」と話しつつも、社会状況は日々変わっており「でも、何とも言えない」と戸惑いも見せた。

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