全日本野球協会の国際審判員に認定された松本京子さん=佐賀市のみどりの森県営球場

 佐賀県内で唯一、女性で公式審判員に登録されている松本京子さん(40)=唐津市=が、全日本野球協会(BFJ)の国際審判員に認定された。男女を通じ、県内では初めてで、国内でも34人の狭き門を突破し、「いろんな大会でアピールし、さまざまなカテゴリーに挑戦していきたい」と意気込む。

 松本さんは大成小-唐津一中-安田女子高(広島)-安田女子大卒。小学時代に少年野球、中学からソフトボールに打ち込み、高校2年時には国体で準優勝を経験した。

 知人の勧めで、2008年12月に県公式野球審判協会に登録。主に高校野球、社会人野球の各種大会で審判を務めており、17年に香港、19年に中国で開かれた女子野球アジアカップに派遣された実績を誇る。

 昨年7月に75人が受けた国際審判員筆記試験を通過。12月中旬に千葉県で開かれた認定講習会では、コールの仕方や判定、トラブルへの対応などの実技評価があり、合格した5人の中に名を連ねた。全国トップクラスの審判が集う中で吉報を手にしたが、「みんな上手で、私は技術的にもまだまだだと感じた」と振り返る。

 普段は唐津市の済生会唐津病院で事務職として働く傍ら、国際舞台での審判に備え、英会話教室に通って語学力の向上にも努めている。職員や患者からの励ましに加え、「審判員の皆さんが助けてくれる。居心地が良く、やっていくにつれて面白い」と周囲の支えに感謝する。

 自らのスキルアップとともに、後進の育成にも目を向けている。7日に開かれた県公式野球審判協会の講習会では、新人審判を近くでフォローする姿が際立った。「私でもできるから、興味がある人には挑戦してほしい」。未来のためにも、先駆者として道を示し続ける。

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