佐賀県武雄市は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて一斉休校になっている市立の小中学校を、16日から再開する方針を固めたと発表した。佐賀県内で感染者が確認されていないことや、家にいる子どもたちのストレスや保護者の生活への影響を理由に挙げている。

 国や県の方針や今後の推移を踏まえて11日に最終判断するとし、市内や隣接市町で感染者が発生した場合は、再開延期や休校の対応を取る。

 授業再開に伴い、給食や放課後児童クラブを実施する一方、部活動や課外活動は禁止する。卒業式は実施し、大規模な集会や修了式、辞任式は自粛する。保護者の判断で学校を休む場合は欠席扱いしない。

 会見した小松政市長は「市と教育委員会で協議して決めた。ずっと家にいる子どものストレスや、保護者の生活や就業への影響を強く感じ、不安を早く解消すべきと考えた。給食などさまざまな準備もあり、一日も早く市の方向性を出すべきと考えた」と述べた。

 県の要請が出ていない時点での方針決定については「11日に最終決定するのは、県教委が今後の方針を今週半ばに判断することに加え、給食再開を最終判断すべき日程」と説明し、県の要請と方向性が異なる場合には「熟慮を重ねた要請だろうから、しっかりと協議したい」と話した。

 一斉休校を巡っては、安倍晋三首相が2月27日、3月2日から春休みに入るまで全国の小中学校、高校や特別支援学校を臨時休校にするよう要請。佐賀県は高校と特別支援学校の3~15日の休校を決め、県の要請を受けた市町も小中学校を同じ期間休校している。

 武雄市を除く19市町は、佐賀新聞の取材に対して、多くの市町が11日にも示される見込みの県の方針を踏まえて判断する考えを示している。

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