伊万里梅園・藤の尾

 JA伊万里の梅部会でも入念に準備をしていました。残念でした。2月16日、紅梅色ののぼりはためく伊万里梅園・藤の尾での「いまり梅まつり」は、あいにくの空模様でステージイベントは中止、お客さまもまばらでした。一面の白梅と鮮やかに彩りを添える紅梅を、ぜひ見ていただきたかったです。

 梅は、実梅(白梅系)と花梅(紅梅系)に大別されます。梅は結実のために違う品種の花粉の受粉が必要で、伊万里梅園でも、同じ園地に小梅・古城・南高などの実梅品種を混植し、紅梅も景観効果を兼ねて植えています。

 新元号令和が、万葉集の梅花の歌にちなむとは、うれしいことでした。万葉人がめでた花は白梅のようですが、平安時代には枕草子に「濃きも薄きも紅梅」と紅梅が殊に好まれ、源氏物語にも「紅梅」の巻があります。例年、梅まつり実行委員会での募金により、また梅の体験発表をする地元の牧島小3年生の記念樹として、毎年紅梅の植栽がされるのも恒例です。

 千数百年も日本人に好まれて来た紅白の梅の花。まつりも終わりました。3月16日は梅部会女性部で、令和発祥の地・太宰府を訪ねる予定でしたが、これも中止になりました。剪定せんてい、草刈り、消毒と忙しくなり、5月、6月と続く収穫に備えます。(地域リポーター・中村智子=伊万里市)

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