キャンパスベンチャーグランプリの全国大会で最優秀賞を受賞した山城佑太さん(佐賀大学提供)

着座時の腰への負担を軽減する器具「フワット」

 腰痛対策の器具「フワット」を開発、販売するベンチャー企業を立ち上げた佐賀大理工学部4年の山城佑太さん(22)が、学生ビジネスプランコンテスト「キャンパスベンチャーグランプリ」の全国大会で最優秀賞に輝いた。山城さんは「ビジネスの方向性を評価してもらえたのはありがたい」と喜び、学生起業家として事業の進展を目指す。

 大会は2月17日に東京で開かれ、全国8地域から九州代表の山城さんら12個人・チームが出場した。山城さんはフワットを体に装着して座った時に腰の負担を軽くする仕組みや、インターネットで資金調達とPRを行う「クラウドファンディング」で、目標の100台を販売した実績を説明した。腰痛に悩む人は多くニーズが高いとデータを交えて指摘し、収益性が確保できることをアピールした。

 最優秀賞の経済産業大臣賞を受賞した山城さんは「多くの人に応援してもらっていた。受賞発表で自分が呼ばれ(期待に応えられて)ほっとした気持ちが強かった」と振り返る。事業計画の魅力にとどまらず、山城さんが起業、商品開発、販売まで実践していることも評価されて受賞につながった。

 山城さんは理工学部の中山功一准教授と取り組み、現在の開発プロジェクトは「クラウドファンディング型ふるさと納税」を通じて15日まで寄付を募っている。「困っている人のために事業を展開している。受賞を通じてサービスを向上させて、より良い製品を生み出せるようにしたい」と意気込みを語った。

 

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