佐賀県内の生産者約20人が参加した農産物輸出セミナー=佐賀市川副町の佐城農業改良普及センター

 海外市場で農産物の販路を広げてもらおうと、生産者向けの農産物輸出セミナーが佐賀市で開かれた。野菜や米麦を育てる農家約20人が参加し、輸出に取り組んでいる県内生産者から具体的な事例を学んだ。

 県内の農産物の輸出はここ5年ほどは右肩上がりで、2018年度の輸出実績はミカンが約38トン、キュウリ、巨峰、モモが約2トンなど。セミナーでは、こうした状況を県流通・貿易課の宮澤友則主査が説明した。「香港は全ての産品が輸出できるフリーポートだが、残留農薬の規制が厳しい国もある」などと注意点を指摘、「輸出は国内市場が縮小する中、経営安定に向けた有効な手段」と述べた。

 事例紹介では、日本食ブームを背景にタイなどにコメを輸出しているイケマコ(佐賀市)の池田大志社長と、海外催事への出品が縁で有機野菜を香港などに送っているサガンベジ(みやき町)の園田幸男社長が講演した。2人とも「遠い所だからこそ実際に足を運び、現地の人とコミニュケーションを取ることが大事」と強調した。

 セミナーは、県産加工品の輸出に取り組んできたさが県産品流通デザイン公社が1次産品の輸出も促進しようと初めて開いた。

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