新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、佐賀地検は、身柄を拘束しない在宅事件の当事者の取り調べや関係者の事情聴取を一部控えている。既に予定されたものを除き、新たな呼び出しの予定を組むのをやめている。今月中旬まで続け、その後は状況を踏まえて検討するとしている。

 佐賀地検などによると、取り調べの際は対面で、相手との距離は、感染者との「濃厚接触」の目安となる2メートルより近いという。全国一斉の臨時休校など政府要請を踏まえ、今週から書類送検された在宅事件に絞って新たな呼び出しをせず、逮捕による身柄拘束を伴う事件に関しては従来通りとした。

 捜査の現状について、奥野博次席検事は「今のところ目立った支障があるとは聞いていない」と説明。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で関係先の従業員が出勤しなくなると、捜査に関する照会に影響が出る恐れもあるなどとし、長期化への懸念を示した。

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