棚田振興法に基づく指定棚田地域の指定が4県にとどまっていることを指摘した大串氏=衆院農林水産委員会

 立憲民主党の大串博志衆院議員(佐賀2区)は5日の農林水産委員会で、昨年8月施行の棚田地域振興法に基づく指定棚田地域が4県にとどまっていることを指摘し、「残念。佐賀県でも話しているが、何が(指定の)ネックになっているのか」とただした。江藤拓農相は「十分に周知できなかった」と反省を口にした。

 指定された棚田地域は静岡、和歌山、徳島、宮崎の4県20カ所。江藤氏の地元である宮崎県が13カ所で最も多い。大串氏が「指定棚田が4県」と指摘すると、江藤氏は「4県で20カ所しか、という言い方を正直にした方がいいと思う。ちょっとこれでは、という気持ちになった」と述べ、想定より指定が少なかったとの認識を示した。

 江藤氏は「内容も十分に周知することができなかった。456人の棚田地域振興コンシェルジュを指定したが、彼らにできることとできないことがあったようだ」と振り返った。その上で「棚田地域を集団営農化し、みんなで棚田地域を復活させて、日本の景観、文化を守っていこうという意識を広める努力をしなければならない」と述べた。

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