会見した鹿島酒蔵ツーリズム推進協議会の峰松宏文会長(左)と中村雄一郎鹿島市観光協会長=市役所

 鹿島市の酒蔵で28、29の両日に予定されていた合同蔵開き「鹿島酒蔵ツーリズム2020」について、主催団体の推進協議会が4日、中止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、来場者や運営スタッフの安全・安心を考慮した。関連するイベントも全て取りやめる。

 会議を3日に開き、延期を含めて協議したが「見通しが立たない」という理由から中止した。市役所で会見した協議会の峰松宏文会長(41)は「各蔵で瓶詰めなどの準備を進めてきたが、苦渋の決断となった。来年の開催へ前を向いていきたい」と話した。

 今年で9回目だったイベントは浜町の酒蔵通りなどが会場で、約10万人の来場を見込んでいた。中止は初めてで、市内での「肥前浜宿花と酒まつり」「祐徳門前春まつり」「鹿島おまつり市」「かしま発酵まつり」も取りやめになった。

 嬉野市で同時に開かれる予定だった嬉野温泉酒蔵まつりも中止する。嬉野温泉観光協会は「1万人の来場を見込んでいた。日韓関係の悪化も重なり、旅館は苦しい状況だが、消毒を徹底するなどの対策を取っている」と話した。

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