新型コロナウイルスの感染拡大で、会合や宴会の自粛ムードが広がる中、宿泊に加え、謝恩会や送別会のキャンセルも相次いでいる。歓送迎会のシーズンとなる3、4月は書き入れ時で、会議室や宴会場がある県内のホテルや結婚式場は「かなりの痛手」「どうしようもない」と頭を抱えている。

 小中高校などの臨時休校の要請を政府が2月末に発表した後、キャンセルが急増した。佐賀市の結婚式場では、「責任を負えない」「大事を取って」など、教育関係者から、謝恩会や部活動のお別れ会の予約を取り消す電話があったという。

 「予約はほぼなくなった」という佐賀市のホテルは、大人数の謝恩会に加え、少人数での宴席もキャンセルになった。会議やセミナーの中止も相次ぎ、他県からの宿泊にも影響が出ているという。担当者は「どれもこれもキャンセルになって困っている。先が見えずに不安」と肩を落とした。

 別の市内のホテルは、平日に入っていたセミナーや宴会が中止となり、約1500人の来場が見込めなくなった。売り上げは前年同月と比べると4割を切る見込みという。担当者は「何かできるわけではなく、われわれがかからないように対策することしかできない。早い終息を」と話した。

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