新型肺炎拡大防止のため、商社の実務者だけに入場を絞ったノリの入札会。受け付けの職員も全身を防御姿=佐賀市の佐賀県有明海漁協

 佐賀県沖の有明海で養殖されたノリの今季7回目の入札会が3日、佐賀市の県有明海漁協で開かれた。今季の累計販売枚数は16億162万枚、金額は233億9264万円になった。入札はさらに2回実施されるが、高値の相場が続き、販売額は漁協が目標にしている234億円をほぼ達成し、17季連続の日本一が確実な情勢になった。

 冷凍網では4回目の入札で、2億4880万枚が出品された。高温で雨が続くなど天候が不順な中、「まずますの量」(漁協)になった。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済的な混乱を回避したいとの思惑からか、商社が量の確保を望み、単価は漁協が期待した11円台後半を上回る12円63銭で、売り上げは31億4309万円になった。

 累計の販売額は前季の229億4502万円を上回った。枚数は前季の16億3355万枚を下回る16億162万枚(目標18億枚)。全国2位の産地の兵庫県は佐賀より遅くまで生産するが、2月末の販売額で70億円以上の開きがある。

 販売額が目標を達成する見通しになった漁協の徳永重昭組合長は「今季は種付けが最も遅く不安定な海況が続いたが、生産者の頑張りでここまできた。ほっとしている」と述べた。

 今回の入札はウイルスの感染拡大防止の観点から、入場を商社の実務者に絞った。次回は17日で、漁協は「単価が高いため生産者の意欲は強いが、暖かくなるので生産状況は見通せない」と話す。

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