開放された教室でドリルを使って自習する児童=3日午前8時29分、杵島郡江北町の江北小

 新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、佐賀県内の公立の小中高校と特別支援学校で3日、一斉臨時休校が始まった。児童を預かる放課後児童クラブ(学童保育)には保護者に付き添われた子どもたちが朝から訪れ、校舎を開放した学校では教員らが迎え入れた。

 県によると、全20市町で学童保育の利用条件を緩和したり、学校の教室を使用したりして共働き家庭の子どもを日中に受け入れた。マスク姿の児童たちは、普段と変わらない様子で宿題や読書をして過ごした。

 児童が密集すると、感染のリスクが高まるため、各施設では感染防止の対策を強化。こまめな手洗いやアルコール消毒を呼び掛け、施設や教室を定期的に換気するなど感染が広がらないよう注意を払った。

 政府による突然の休校要請に、一部の自治体では学童保育の支援員の人繰りがつかず、通常より施設を減らして児童を受け入れた。学童保育と学校で計1535人を受け入れた佐賀市の担当者は「特にトラブルがなく、ほっとしている」と話した。

 4日から一般選抜入試が実施される県立高校では、生徒の姿がない教室で教職員が机などの消毒作業に追われた。(取材班)

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