新型コロナウイルスの影響で臨時休校になるため、たくさんの荷物を抱えて下校する児童=2日午後、佐賀市の小中一貫校「芙蓉校」

 新型コロナウイルスの感染拡大防止として、佐賀県内の公立の小中高校と特別支援学校は3日から臨時休校に入る。実施前最後の登校日となった2日、各学校では児童生徒に休校中の過ごし方や卒業式の対応を周知した。放課後児童クラブ(学童保育)の調整など関係者は共働き家庭の子どもを受け入れる準備に追われた。

 県内の学校では、児童生徒に対してなるべく外出を控えることや自宅学習の重要性、生活リズムを崩さない心がけなどの指導があった。子どもたちは突然の休みのスタートに戸惑いつつ、教室の机や棚にある荷物をまとめていた。放課後児童クラブの関係者は、子どもの預かりを前に、学校の担当者と連絡方法や安全対策、校内の施設活用を確認した。

 県立高一般選抜(4~5日)を控える中学3年生には、担任教諭らが入試の対応や規模などを縮小する卒業式について説明した。県立高では入試の会場の設営も行われた。

 佐賀県立学校は、安倍晋三首相による全国一斉休校要請で示された2日の開始日を1日遅らせ、3日から15日まで臨時休校とする。休校に伴う準備に対応するためで、全20市町の市町立小中学校も同様の期間にした。県教育委員会は部活動の自粛も要請している。16日以降は状況をみながら検討する。私立学校は各校で休校期間が異なる。

 県によると、全20市町で、放課後児童クラブなどの開所時間を延長したり、学校を開放したりして共働き家庭の子どもを日中に受け入れる。小まめな手洗いやアルコール消毒液の活用、検温など感染予防に取り組む。県立特別支援学校の8校は、保護者が仕事を休めないなどの事情がある場合は児童生徒の登校を認めることで対応する。

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