オリンピック物語

 鹿島市出身でイラストレーターのウラケン・ボルボックスさんによる2冊目の著書「なんてこった!ざんねんなオリンピック物語」が発売された。120年以上にわたる近代オリンピックの歴史で実際にあった「残念」なエピソードを中心に、親しみやすいイラストでまとめたユーモアあふれる一冊となっている。

 「競泳会場が極寒の海だった」「マラソンでキセルが発覚して失格に」など、過去のオリンピックで実際にあった裏話や雑学を楽しみながら学べる。ウラケンさんの漫画とイラストをふんだんに盛り込み、子どもから大人まで読みやすく工夫している。オリンピック開催年表や知っておきたいオリンピック用語、夏季・冬季大会開催地マップも付いている。

 ウラケンさんはテレビCMのコンテを描く「コンテマン」としてフリーランスで活動する一方、イラストレーターや漫画家としてインターネットなどで活躍している。昨年2月、自身初の単行本「侵略!外来いきもの図鑑 もてあそばれた者たちの逆襲」を発売している。

 ウラケンさんによると前作「侵略!―」を読んだ出版関係者が、「イラストいきもの系の本の中ではずぬけた傑作。この作者にオリンピック本を書かせたい!」とウラケンさんに打診し、執筆に至ったという。

 ウラケンさんは「オリンピックに興味がない人間の、オリンピックに興味がない人間による、オリンピックに興味がない人間のためのオリンピックの本」と表現。「こんなにわかりやすく近代オリンピックの歴史をまとめた本は他にはないと思う。オリンピックに興味がある人はもちろん、ない人も必読」とお薦めしている。

 特に一押しのポイントを歴代IOC(国際オリンピック委員会)会長の似顔絵付き大会年表として「誰の任期中にどの大会をやっていたか一目瞭然」とアピール。「4月からは大河ドラマ『いだてん』の再放送があるが、この本を片手に見ればもっと楽しめること間違いなし」と話している。

 128ページ、1320円。

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