県内の若手農業経営者が集まり、モデル的な経営者の話を聞いた勉強会=佐賀市の日本政策金融公庫会議室

 若手農業経営者を対象にした勉強会がこのほど、佐賀市の日本政策金融公庫で開かれた。トマトやアスパラなどの施設野菜をはじめ、果樹、米作などに意欲的に取り組む佐賀県内の14人が集まり、モデルとなる経営を実践している農園の社長から経営のヒントを学んだ。

 “先輩経営者”として、久保田農園(福岡県糸島市、従業員90人)の久保田真透社長が「50年のあゆみと挑戦」と題して講演した。同社は、久留米市から霜が降りない温暖な糸島市に進出。現在は冷涼な大分県九重町にも農場を持ち、計6・4ヘクタールでハーブや葉物、西洋野菜などを栽培している。

 久保田社長は、売上品目が5年で大きく変化したグラフを示して「商品の寿命もある。毎年、10種類ほど新たな野菜を作っている」と、チャレンジ精神を保つ大切さを話した。直接の取引は7%で、65%は青果市場を通した受注とし、「よそが持たない商品を持っていると、市場関係者が販路を広げてくれる」と紹介し、営業の省力化にもつながると助言した。

 勉強会は、県内の基幹産業の農業を盛り上げるとともに、参加者同士のネットワークも築いてほしいと、日本政策金融公庫が毎年、開いている。

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