九州電力玄海原発(東松浦郡玄海町)の使用済み核燃料の貯蔵容量強化を巡り28日、「さよなら原発!佐賀連絡会」(豊島耕一代表)が佐賀県に、九電が玄海3号機で計画している貯蔵プールの容量を増やすリラッキング工事などについて県の考えを尋ねる質問書を提出した。

 質問書では、完成遅れが明らかになった緊急時対策棟や原子力規制委員会の新しい検査制度、玄海原発のテロ対策も聞いている。豊島氏は「玄海3号機では、ウラン燃料よりも発熱量が高い使用済みのプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料が発生し、危険度が高い。容量を増やすリラッキングは事前了解をしないでほしい」と求めた。

 26日には県内外の市民団体が佐賀市の九電佐賀支社を訪れ、3、4号機の使用済み核燃料の取り扱いなどで、九電から回答を得た。3号機の使用済みのMOX燃料を巡っては当面プールでの保管が想定され、九電は「搬出までの間、安全に貯蔵できる」とした。

 プールの耐用年数も尋ねたが、九電は具体的な耐用年数には触れなかった。「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」の石丸初美代表は、使用済みMOX燃料の取り扱いについて「再処理が確立されておらず、一刻も早くプルサーマルはやめるべきだ」と述べた。

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