四代目圓歌の襲名披露公演で3人の口上を受ける三遊亭圓歌さん(右から2人目)=佐賀市文化会館

 三遊亭圓歌の四代目襲名披露公演が27日夜、佐賀市文化会館で開かれた。自らの少年時代をベースにした自作の人情落語「母のアンカ」を情感たっぷりに熱演し、詰め掛けた約1400人の観客を笑いと涙に巻き込んだ。

 初代歌之介として活躍した圓歌さんは、「昭和の爆笑王」と呼ばれた三代目圓歌に師事し、18人抜きの大抜擢で真打ち昇進が話題になった。鹿児島県出身で、鹿児島弁を交えた語りで九州での人気が高い。昨年3月、圓歌の名跡を襲名した。

 演目の「母のアンカ」は、女手一つで育ててくれた母親とのやりとりを軸にした切ない噺(はなし)。枕には小柄だった師匠との思い出話を据えて、家族への愛情あふれる一席を演じきった。地元名物の神埼そうめんをアドリブで盛り込み、会場を沸かせる場面もあった。

 口上では、人気落語家の三遊亭小遊三さん、三遊亭円楽さん、林家たい平さんの3人が、圓歌さんとともに登壇した。「落語協会で全会一致で襲名が決まった。人徳があり、爆笑させる人情落語」と紹介した上で「令和の爆笑王として、当代圓歌をごひいきに」と口々に呼び掛けていた。

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