一斉にスタートするフルマラソンのランナー=SAGAサンライズパーク総合運動場前(前回の大会から)

 新型コロナウイルスの感染が国内で広がっていることを受け、「さが桜マラソン2020」(佐賀新聞社、佐賀陸上競技協会、佐賀県、佐賀市、神埼市主催)の運営委員会は28日、佐賀市で臨時会議を開き、3月22日に開く予定だった大会の中止を決めた。全国、海外から参加予定の約1万人のランナーをはじめ、ボランティアや運営スタッフ、沿道で応援する人たちの安全・安心を考慮した。 

 大会は31回目で、フルマラソンになって8回目。今年はフルマラソン(42・195キロ)、ファンラン(9・7キロ)合わせて1万1809人がエントリーし、スタッフ約1千人、高校生や市民などボランティア約3千人が参加予定だった。

 事務局は「地域の活力につながる大会」と位置付け、感染対策を進めるなど、ぎりぎりまで開催の準備を進めてきた。

 だが、感染経路が不明の患者の報告が全国各地で相次いでいることから、参加者の安全・安心を最優先した。

 運営委員会委員長を務める佐賀新聞社の田中稔営業局長は「中止という誠に残念な報告となり、断腸の思い」と述べた。

 申し込み規約に基づいて参加料の返金は行わず、参加賞のTシャツなどを3月中旬ごろに発送する。今大会の参加予定者を対象に、来年の大会への優先エントリーを実施する。

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