江副由美子さん「ジュピター」(40センチ×40センチ)

菅原知子さん「牡羊座」(11.5センチ×9センチ)

 天体や宇宙をテーマにした展覧会。佐賀市のイラストレーター江副由美子さん(62)らが、神秘的な魅力がにじむ作品を並べている。

 これまで風景などの具象画を手がけてきた江副さんは、絵の具を流して偶然にできた形を生かす新たな創作手法に挑戦する。「星に願いを」の歌詞をカリグラフィーのモダンスタイルであしらった連作3点と、星座の星の位置を楽譜に置き換えて演奏したCD「エトワール 星座たちのファンタジー」に登場する12星座を描いた。

 「ジュピター」は多様な青が変化しながら絡み合い、ろうが画肌にアクセントを加える。かなたへ続く宇宙の連なりを感じさせる深みがあり、江副さんは「描いていてわくわくした」と笑顔を見せる。

 有田町の銅版画家菅原知子さんは、占星術に登場する12星座をメゾチントという版画技法で描いた。「牡羊座」は胴体がニット素材になった神妙な顔つきの羊が宙に浮かぶ。ビロードのような質感と、独特のシュールな世界観で引きつける。

 埼玉県の画家小林裕児さんなど、画家らが星や宇宙をテーマに制作した作品も並ぶ。

 

 ※佐賀市天神の画廊憩ひ=電話0952(23)2353=で3月8日まで。2日は休廊。

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