新型コロナウイルスの感染拡大で、佐賀県内でイベントの延期や中止が相次いでいるが、県立高や私立高の卒業式や閉校式は予定通り3月上旬に行われる。従来と同じ形で行う学校がある一方、式典の時間短縮や出席者を限定する学校もあり、対応が分かれている。

 25日に文部科学省は卒業式や入学式の開催についての考えを全国の教育委員会などに示した。国の方針を受け、県教委は26日「各学校の事情に応じて可能な範囲で対応を」と通知した。

 唐津東高は、体育館周辺など卒業生らが行き交う導線にアルコール消毒液を置くなどの対応を取るが「(式は)例年通り行う」としている。同校の関係者は「マスク着用も積極的に呼び掛ける」としている。

 一方、式典を縮減する学校も。神埼清明高は1人ずつ手渡す予定の卒業証書を代表者のみに渡すなどの縮減案を27日にまとめる。高校再編に伴って卒業式に併せて閉校式を行う鹿島実業高は、生徒に対してマスク着用やアルコール消毒の徹底を促し、卒業式のみ時間を短縮するという。鳥栖商業高は在校生の参加人数を例年より制限し、式典の時間を30分以上短縮するという。山口小百合教頭は「参加者には手洗いや咳エチケットなどを呼び掛けていく」と話している。

 弘学館高(佐賀市)は、これまで高校1、2年生全員が参加していたが、クラス代表者や生徒会のみに縮小する。家族の参加については「寮生活で親元を離れた生徒ばかり。家族も見たいはず」(楢﨑浩史校長)とし、ウェブサイトで「風邪などの症状がある場合は参加を控えるなど無理しない範囲で参加を」と呼び掛けている。

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