米食味ランキングで特Aになったさがびよりと夢しずくを手にする大隈博義JAさが常務理事(右)、竹下辰也佐賀県農産課長=佐賀市の県JA会館

 日本穀物検定協会が26日に発表した2019年産米の食味ランキングで、佐賀県が独自に開発した「さがびより」が10年連続、「夢しずく」が3年連続で「特A」を獲得した。豪雨や塩害で作況指数が全国最低の58となる中、最高評価を得た。

 44道府県から155点が出品され、54点が特A、73点が1ランク下のAと評価された。14年連続で特Aだった新潟県佐渡産のコシヒカリがAに後退したため、さがびよりの10年連続が北海道のななつぼしと並んで今回のランキングでの特Aの最長記録になった。

 19年は不作で、通常は9割近くあるさがびよりの一等米の比率は4%どまりだった。大隈博義JAさが常務理事は会見で「販売する米もない状況だったが、こんなときこそと出品した。農家を勇気づける朗報になった」、竹下辰也県農産課長は「厳しい年での高評価。生産者は自信を持って米を作ってほしい」と話した。山口祥義知事は「関係者の努力のたまもの。この評価を糧に、本年産米で消費者の期待に応えることができれば」とコメントした。

 さがびよりは暑さに強い品種として県農業試験研究センターが開発、09年に本格的に導入された。粒が大きく粘りのある食感が特長で、県内5340ヘクタールで作付けされている。

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