全国から発注が急増している除菌・抗菌スプレー=神埼市のフリーマム

 新型コロナウイルスによる肺炎拡大を受け、マスクや除菌液などが全国的に品薄になる中、佐賀県内で除菌・抗菌スプレーを製造している会社にも発注や問い合わせが相次ぎ、対応に追われている。

 衣類洗濯剤や抗菌剤などを手掛ける神埼市の「フリーマム」(青松俊樹社長)には、2月上旬から除菌・抗菌スプレー「デイリーミスト」(300ミリリットル)の注文が急増し始めた。首都圏や関西の小売店を中心に、新規客も含めて約100社から、注文や問い合わせが殺到し、前年同月の約6倍に上ったという。

 福岡、熊本での感染が確認されて以降、受注の動きは加速。青松社長は、重症急性呼吸器症候群(SARS)の時も、同じように注文が増加したというが「今回は比じゃない。正直、パニックになった」と混乱した状況を明かした。

 生産は県外の工場に委託し、同社では、商品のラベル貼りや箱詰めなどの作業に当たっている。「一日でも早く届けたい」。生産や発送作業が間に合わない状況が続くが、一部の作業を外部に委託するなどして、急ピッチで進める。青松社長は「ここまで長引くとは思っていなかった。早く終息してほしい」と願った。

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