佐賀県は、唐津市や伊万里市など県西部や県中部の13市町について、計174カ所の大規模盛り土造成地の位置を示した地図を県ホームページなどで公表した。昨年9月に公表した県東部分と合わせ計19市町分となり、県の調査は完了した。佐賀市も独自に調べ、本年度中の公表を目指す。

 県は1月末に唐津市や伊万里市、武雄市、鹿島市、嬉野市、東松浦郡玄海町、西松浦郡有田町、杵島郡大町町、江北町、白石町、藤津郡太良町の11市町を、2月25日に多久と小城の2市の調査結果を公表した。

 全174カ所のうち169カ所が谷や沢を埋めて造成した宅地(谷埋め型)で、5カ所が山の斜面などに盛り土をした宅地(腹付け型)だった。

 市町別に見ると、最も箇所数が多かったのは伊万里市の54カ所で、次いで唐津市32カ所、多久市24カ所、武雄市23カ所だった。県都市計画課によると、公共施設では伊万里市役所などが該当し、西部地域では高台に設けられた小中学校も当てはまったという。

 1995年の阪神・淡路大震災や2011年の東日本大震災では、大規模盛り土造成地で崖崩れや土砂の流出による被害があった。国は予防対策を進めるため、15年にガイドラインを示し、全国の自治体に大規模盛り土造成地の位置を示した地図を作成、公表するように指示し、19年度中の公表完了を目指している。

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