振り袖を着てランウエーを歩く今村華恋さん=佐賀市のザ・ゼニス

ミニ結婚式を挙げて参加者から祝福を受ける男性カップル=佐賀市のザ・ゼニス

 なりたい人への第一歩を踏み出すLGBTs成人式が24日、佐賀市本庄町のザ・ゼニスで開かれた。佐賀市の今村華恋さん(28)ら自認する性別の正装をした参加者などがランウエーを歩き、男性カップルがミニ結婚式を挙げて祝福を受けた。

 体と心の性が一致しない同市の参加者(21)が新成人代表であいさつした。「地元の成人式で振り袖を着たかったが、両親の理解を得られず式を欠席した」と振り返り、「今日はなりたい自分になる式。振り袖で出席できてよかった」と笑顔を見せた。

 同市の浦川健二さん(35)は、パートナーの男性と結婚指輪を交換し、出席者らが拍手と祝福の声に包まれた。パートナーの男性(43)は「SNSが普及しパートナーシップ条例を施行する自治体もあるなど過ごしやすくなったが、課題はまだまだある」としながら、「結婚式はしないだろうと思っていたが、こうして祝ってもらうとうれしい」と語った。

 性的少数者の居場所づくりに取り組む地元の団体「SOiGIEs(そいぎーず)」が主催した。共同代表の茜さん(27)は「いろんな輪がつながって実現した式。いろんな人が当たり前に生きていける世の中を目指したい」と話していた。

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