山田直行 天山早春

 いつも私を魅了する古里の風景。中でもこの「ふるさとスケッチ」に一番多く描いた山・天山。その山頂に白い雪を頂く姿は、凜として清らかで、心がピリッと引き締まる。

 今年は暖冬で、いつもの美しい山の輝きがいまひとつである。例年よりツバキや梅の開花が早く、麦畑の緑も濃い。道端の風にゆれる枯れヨシや菜の花に、早い春の訪れを感じる。

 これまでに天山を描いた拙作には、「冠雪の天山」「春を待つ天山」「中秋の天山」などがある。そして今回の「天山早春」の作品で「ふるさとスケッチ」は、330枚目の作品となった。

 長い間、企画編集いただいた佐賀新聞社の皆さま。応援していただいた多くの読者の皆さま。ふる里の自然のぬくもりなど、全てに感謝です。ありがとうございました。(佐賀女子短期大学名誉教授・元学長 山田直行)=おわり

 ※後日、「ふるさとスケッチ」の特集面を掲載します。

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