指導の在り方について語った共同通信社編集局スポーツ企画室委員の船原勝英さん=佐賀市の県スポーツ会館

競技者の栄養面でのサポートを紹介した味の素スポーツチーム長の田中和幸さん=佐賀市の県スポーツ会館

 トップアスリートの育成を担う県内指導者向けセミナーが23日、佐賀市の県スポーツ会館で開かれた。食品会社やメディア関係者の講演を通して、勝つための体づくりや指導の在り方について理解を深めた。

 味の素(東京都)のスポーツチーム長の田中和幸さんは、卓球の五輪選手らの食生活をサポートしてきたことを例に、消化や栄養吸収の面から食べる量を3食均等にする重要性を強調した。

 体をつくるタンパク質をたっぷり取るのが大事で、だしを付けた小さなおにぎり、チーズ、魚肉ソーセージなどの「ちょこちょこ食べ」を推奨した。タンパク質を構成するアミノ酸のサプリは、バランスの良い食事をした上での補食という位置付けで「運動の30分後、就寝前に取れば体が成長する」と話した。

 共同通信社編集局スポーツ企画室委員の船原勝英さんは取材経験を基に、選手のやる気を引き出して自発的に動けるように指導する成果が近年出ている点を指摘した。「失敗を恐れる文化を無くせば、選手の能力はもっと伸びる。特に幼少期はいろんなスポーツをして、楽しいと感じさせて」と助言した。

 セミナーは県と県スポーツ協会が開き、県内の指導者ら約100人が聴講した。

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