第5回うれしの温泉忍者フェスタが23日、嬉野市塩田町の市社会文化会館リバティで開かれた。子ども向けの学校や手裏剣投げ体験、スポーツチャンバラ大会など忍者にちなんださまざまな催しがあり、親子連れらが「忍び」の気分を味わった。
スポーツ用品大手ミズノによる忍者学校には、幼児らが参加。忍者風の衣装をまとって「縄縛りの術」から抜け出したり、「身かわしの術」で転がるボールをよけたりして腕を磨いた。
やり投げでは行く手を阻む保護者を振り切って、バルーンのやりを輪に通過させて歓声を上げた。昨年に続いて参加した嬉野幼稚園の前田悠太君(6)は「やり投げが楽しかった。もっと他の術も覚えたい」と修業を楽しんでいた。
佐賀嬉野スポーツチャンバラ大会には、県内外から選手が出場。エアーソフト剣による打突競技と形の2種目で競った。同市のプロモーション動画で忍者をテーマにした楽曲で踊るキッズダンサーのオーディションも開催。76人が7人の狭き門に挑んだ。
フェスタはNPO法人九州忍者保存協会と、同市などでつくるURESHINO未来創生プロジェクトコンソーシアムが開いた。