色とりどりのひな人形を撮影する来場者=唐津市北城内の埋門ノ館

紙塑人形を展示している小林嶺子さん=唐津市本町の旧唐津銀行

 佐賀県唐津市のひな祭りイベント「唐津のひいな遊び」が22日、市内5カ所で始まった。「唐津の江戸を探そう」をテーマに、色とりどりのおひなさまや創作人形たちが会場を彩る。3月8日まで。

 埋門ノ館(北城内)には、江戸時代から唐津に伝わるおひなさまがずらりと並んだ。来場者は、歴史を感じさせるひな人形をじっくりと眺めたり、写真を撮ったりして楽しんだ。同市鏡から訪れた中山嘉代子さん(73)は「こんなに立派なものは初めて見た。ぜひ他の会場も回りたい」と話した。

 旧唐津銀行(本町)では、同市浜玉町の創作人形作家・小林嶺子さん(73)の紙塑(しそ)人形が約10体展示されている。紙粘土でかたどった人形に、自分で彩色した手すき和紙を細かくちぎり、幾重にも貼り合わて制作している小林さんは「紙塑人形はなかなか世間に浸透しておらず、こんなにいい会場に展示してもらってうれしい。いろいろな人に見てほしい」と呼び掛けた。

 古代の森会館(鏡)では開会式後に松浦史談会の山田洋会長が、浄瑠璃や歌舞伎の作者として知られる近松門左衛門と唐津市との関係について講演。九州でただ一人の浄瑠璃指導者・竹本鳴子太夫による人形浄瑠璃も披露され、集まった人たちを魅了した。29日にはイベントの目玉の一つ「ひなまつり着物道中」も開かれる。

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