新型コロナウイルスが世界中を騒(さわ)がせていますが、世界保健機構(ほけんきこう)(WHO)という団体(だんたい)が、「『パンデミック』ではなく『インフォデミック』に気を付けて」と呼(よ)び掛(か)けています。
 パンデミックとは特定の病気が、国境(こっきょう)を超(こ)えて世界中で流行(りゅうこう)することですが、インフォデミックとはデマや誤(あやま)った情報(じょうほう)が急激(きゅうげき)に拡散(かくさん)する状態(じょうたい)のことです。広がっているデマとして「ニンニクを食べると新型肺炎(はいえん)の予防(よぼう)ができる」とか「新型肺炎は抗生物質(こうせいぶっしつ)で治療(ちりょう)や予防ができる」などがあげられています。どれも間違(まちが)った情報ですが、意図的に広められたと思われるものや迷信(めいしん)のようなものまでさまざまです。
 以前にも大きな災害(さいがい)のときは、デマ情報が拡散されるので気を付けましょうとお知らせしましたが、現在(げんざい)の新型肺炎を取(と)り巻(ま)く状況(じょうきょう)は、災害以上と言ってよいかもしれません。世界中の人々が不安を募(つの)らせているのです。不安な気持ちが高ぶってくると、ふだんなら絶対(ぜったい)信じられないようなデマにも簡単(かんたん)にだまされてしまいます。
 現代(げんだい)は、インターネットの発達のおかげで、情報があふれています。その全てが正しいとは限(かぎ)らないということは、皆(みな)さんもよく知っていますね。どの情報が正しいのか? だれの発信した情報が信じられるのかを見きわめることが大事です。
 同時に、自分自身がデマを広めることがないよう気を付けることも大切です。災害時や緊急(きんきゅう)時には、ちょっとした誤解(ごかい)が命にかかわることもあるからです。(ITサポートさが・陣内誠)

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