武雄市の新年度一般会計当初予算案は総額253億3803万4千円、前年度当初比4・8%増で過去最大となった。昨年8月の佐賀豪雨を受けた「防災・減災予算」と位置付け、防災行政無線受信機の全戸設置など35の災害対策事業を計画する。3月2日開会の3月定例議会に提案する。

 防災・減災事業費の総額は10億1500万円で、前年度当初に比べて9・7倍に上る。2年かけて約1500世帯に受信機を設置する事業費は初年度分が3億3540万円。防災アプリ構築や市庁舎の浸水対策として止水板設置にも取り組む。自主防災組織の資材整備や災害時の保健ボランティア制度新設なども行う。防災危機管理課を拡充、強化して「防災・減災課」を新設する。

 長崎新幹線暫定開業に向けて、武雄温泉駅周辺の整備計画を策定する。西九州のハブ都市を目指す事業費に2500万円を計上、PR動画作成や他自治体との広域連携事業に取り組む。

 そのほか、子どもの貧困対策にあたるコーディネーターを1人増員して4人にし、全小中学校をカバーする。発達障害児への理解を深めるため、公認心理師を招いた研修も始める。

 歳入は、市税が前年当初比1・8%減の54億9530万円、地方交付税が3・4%増の66億円、国庫支出金が18・5%増の38億2871万円。ふるさと納税は3億円減の7億円を見込む。自主財源比率は3・4ポイント減の34・7%。

 市債発行額は26・6%増の22億40万円で、市債依存度は1・5ポイント増の8・7%と膨らむが、行革プランによる歳入確保などで市債償還にも取り組み、20年度末残高は5億6666万円減の286億4552万円を見込む。

 

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