表土が流された箇所を指さす石盛代表=唐津市相知町町切

 唐津市相知町を流れる厳木川の町切堰(ちょうぎりぜき)から取水する町切用水の一部が、昨年8月の豪雨で表面の土が崩れ、築造時のものと思われる江戸時代の石積み構造が現れている。専門家らによる調査や解析についての現地説明会が、24日午前と午後の2回開かれる。

 説明会は地元で町切水車の復元や取り付けなどを行う「自然と暮らしを考える研究会」が主催。同会によると、町切堰は江戸時代初期に新田開発を目的に5キロの用水路とともに造られ、田に水を引くための水車は1678(延宝6)年には記録があり、唐津藩2代大久保氏の時代に造られたと考えられている。

 昨年の大雨で堰付近の表面が厚さ約40センチ、上から約10~15メートルにわたって崩れたところ、築造当時のものと思われる石積みが姿を現し、佐賀市の石垣技術研究機構の髙瀬哲郎さんらが調査に当たっていた。4月以降、災害復旧が行われ、構造は見られなくなる。同会の石盛信行代表(77)は「若い人をはじめ、興味のある人にぜひ見てもらえれば」と話す。

 説明会は午前10時半と午後1時半から。参加無料で、30分前から町切水車公園で受け付け開始。安全確保のため、各回先着30人まで。運動靴や動きやすい服装で参加する。問い合わせは石盛代表、電話090(3416)5197。

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