志田林三郎の功績を解説する谷口大輔記者=多久市の東原庠舎中央校

 幕末、明治期に活躍した佐賀の偉人や歴史を佐賀新聞の記者が解説する出前授業「さが維新塾」が21日、多久市の東原庠舎(とうげんしょうしゃ)中央校で開かれた。9年生(中学3年)88人が多久出身で日本の電子工学の礎を築いた工学博士、志田林三郎(1855~92年)の功績を学んだ。

 講師を務めた多久小城支局長の谷口大輔記者は、現在の電信技術の発達や地震予測に寄与した電流の流れ方を記録する機械「地電気自記器」を志田が発明したことを解説。人との出会いに恵まれ、未来の暮らしを変えるため、研究にいそしんだことなどを説明した。

 谷口記者は「志田の原動力は、『自分が未来を切り開く』という強い思いだと思う」と話し、卒業を控えた生徒らに「自分の中の最も優れている部分を知ることが大切。志田のように信じてやり続けることで、いろんな人との出会いがやって来る」とエールを送った。

 熱心に耳を傾けた水山栞さんは「志を高く持ち、未来を予想して行動した志田林三郎が多久の人でとても誇らしいと思った。自分も何事も諦めずに頑張ろうと思った」と感想を述べた。

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