川崎フロンターレは昨季、3連覇を狙ったリーグ戦で4位となったが、ルヴァン杯では地力の高さを見せつけ頂点に立った。ボールを保持しながら、巧みな連係で相手ゴールに迫るスタイルが持ち味だ。
個の能力の高い選手が多い。特に、MF大島僚太はボールコントロールがうまく、攻守ともに隙がない川崎の心臓といえる。前線の選手は得点力が高く、16日のルヴァン杯・清水戦では5ゴールを奪って快勝。昨季13得点のFW小林悠や、ゴール前のアイデアに優れるFWレアンドロダミアンに自由を与えてはいけない。
川崎は今季、4-3-3の攻撃的な布陣に挑戦している。「チャンスの時、一人でも多くゴール前に入る戦い方をしている」と分析するのはサガン鳥栖MF高橋秀人。鳥栖も攻撃的なサッカーに取り組んでいることから、高橋秀は「最強の“矛”同士がぶつかるような試合になる」と予想。強豪相手だが、打ち合いを制したい。