一口サイズの丸ぼうろ「bouro」を、「嬉野茶と一緒に味わってほしい」と話す北川健太社長=嬉野市の旅館大村屋

新たに開発した一口サイズの丸ぼうろ「bouro」=嬉野市の旅館大村屋

 佐賀県嬉野市の旅館大村屋(北川健太社長)は、新しい土産品として一口サイズの丸ぼうろ「bouro(ボウロ)」の販売を始めた。「佐賀の持ち帰られる思い出」をコンセプトにした企画「旅菓子」の第1弾で、佐賀市の鶴屋菓子舗と開発した。北川社長は「帰る途中などに食べて、旅の余韻に浸ってほしい」と呼び掛けている。

 「おしゃれな土産品が欲しい」という若い世代の声や、遠方からの宿泊客のために日持ちする菓子を作ろうと企画。佐賀らしい土産品にしたいと、「丸ぼうろの元祖」といわれる鶴屋と手を組み、約1年かけて完成させた。小さくすると固くなる難点を、配合などを変えて解決し、しっとりとした食感を実現させた。

 日用品を扱う有田町のセレクトショップの店長が監修を担い、デザインは武雄市のデザイナーが担当した。4種類のデザインで、表面には茶畑や轟の滝などが描かれ、裏面には地元に伝わる白なまず伝説などがつづられている。大村屋の大浴場半額券になっており、もらった人の嬉野への“旅”につなげる。

 1本16個入りで、750円(税抜き)。昨年末から販売し、早速、巻紙を持って来た客もおり、注目を集め始めている。北川社長は、縮小する国内市場や、国際事情などの影響を受けるインバウンド(訪日外国人客)などに触れ、「新たな層に、地方の温泉地に目を向けてもらう一つのきっかけになれば」と期待を込める。

このエントリーをはてなブックマークに追加