新型コロナウイルスによる肺炎の感染が国内外で拡大する中、佐賀県は県内で患者が発生した場合に備えた基本的な手順を作成している。県健康増進課に取材し、感染を疑う場合の相談、診察、検査の流れをまとめた。

 県は県内五つの保健福祉事務所に「帰国者・接触者相談センター」を設置、中国・武漢からの帰国者や、感染者に接触した人だけではなく、新型肺炎発症者と似た症状を訴える県民からの相談を受けている。相談センターは、武漢への渡航歴の有無やどのような症状が出ているか、症状が出始めた時期などについて質問する。

 厚生労働省が公表している相談の目安では、37・5度以上の発熱が4日以上続く人、強いだるさや息苦しさがある人などにセンターへの相談を促しており、重症化しやすい高齢者や呼吸器疾患を持つ人、妊婦などは同様の症状が2日程度続く場合に相談するように示す。

 相談した人のうち、37・5度以上の発熱があり、せきなどの呼吸器症状があるなど疑い症例に当てはまる場合、県内5カ所の指定医療機関で「帰国者・接触者外来」を受診するように指示する。当てはまらなかった場合は一般医療機関の受診を勧めている。感染が疑われる場合には、医療機関でのどなどから検体を採取、県衛生薬業センターでコロナウイルスの遺伝子の有無を確認する。検査結果は平均6時間程度で判明する。

 国内の医療機関で院内感染が発生したことに触れ、県健康増進課は「まず相談センターに電話で連絡を」と強調。発熱などがある場合は学校や職場を休んで外出を控えることや毎日の体温測定を行うことを求め、医療機関に行く際は「せきが出ていれば、感染拡大防止のためマスク着用を」としている。

新型コロナウイルス感染症に係る厚生労働省電話相談窓口(コールセンター)

電話:0120-565-653(受付時間:9時~21時)

佐賀県内の相談窓口

  • 佐賀中部保健福祉事務所 0952-30-3622
  • 鳥栖保健福祉事務所 0942-83-2161
  • 唐津保健福祉事務所 0955-73-4186
  • 伊万里保健福祉事務所 0955-23-2101
  • 杵藤保健福祉事務所 0954-22-2104

※対応時間:平日 8時30分~17時15分。緊急時は、時間外でも警備会社経由で対応。

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