昨年5月ごろまでハングルが飛び交っていた館内は、今では外国語を耳にする機会がめっきり減った。「『ここは韓国のホテル?』というぐらい多くの客を迎えていたのに、7月以降はほぼゼロ。ここで働き始めて10年になるが、こんな年は初めてだった」。渓流のせせらぎと緑に囲まれた佐賀市大和町の川上峡にたたずむホテル龍登園。総支配人の下田哲也さん(53)は、2019年をそう振り返った。

 山口祥義知事が2期目の施策の柱として掲げる「交流の促進」。19年下半期は、日韓関係の悪化や昨年8月末の豪雨被害など逆風が吹き荒れた。主な指標の一つである県内への観光宿泊客数は、全体で281万人、外国人は41万人を目標としていたが、1~11月の実績は247万人、外国人31万人と、いずれも達成が難しくなっている。

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