視察に訪れた伊東良孝農林水産副大臣(左)に水害からの復旧状況を説明する水川一哉大町町長(左から2人目)=杵島郡大町町福母

 昨年8月の佐賀豪雨から半年になるのを前に伊東良孝農林水産副大臣が18日、鉄工所から油が流出した杵島郡大町町など県内の被災農地を視察し、復旧状況を確認した。伊東副大臣は「農家のみなさんの営農再開への努力を見て、農林水産省としても可能な限り支援したい」と語った。

 伊東副大臣は、浸水被害に遭った小城市牛津町のナス栽培のハウスと佐賀鉄工所にほど近い大町町福母地区の農地を訪れた。大町町の現場は、油混じりの水に漬かったキュウリのハウスを撤去した跡地で、一帯は麦の作付けを断念したため田んぼはまだ茶色い土のまま。出迎えた水川一哉町長は「石灰をまいて土壌の油を中和している。濃度の高い一部の地区は土壌を入れ替え、水稲が再開できるよう取り組んでいる」などと現状について説明した。

 大町町役場では地元農家や県や町、JA関係者が参加して意見交換会も開かれた。会議では、県の池田宏昭農林水産部長が被害の概要や復旧へ向けた支援状況を説明。農家からは「営農再開へ向け、なるべく負担軽減を図ってほしい」などの意見が出たという。

 会議後、記者団の取材に応じた伊東副大臣は「多彩な支援事業を十二分に活用してほしい。地域が本来持っている力を発揮できるよう、全力で支援する」と話した。

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