20日に閉店する「岸岳ふるさと館」=唐津市北波多

 唐津市の指定管理者が運営する同市北波多の特産品販売所「岸岳ふるさと館」が20日に閉店する。売り上げの減少などが理由で、指定管理者の「岸岳ふるさと館利用組合」が施設を所有する市に運営辞退を申し入れ、市が13日付で指定取り消しを決めた。指定管理は29日まで。

 岸岳ふるさと館は、旧北波多村時代の1989年2月にオープン。木造平屋建て約260平方メートルの店舗で、地元の農産物や唐津焼など特産品の販売や展示を行っている。2006年から同利用組合が指定管理者として施設を運営してきた。

 施設は国道202号線沿いにあり、地元住民に加え県外からの観光客も足を運んでいたが、近年は西九州自動車道の開通や大型スーパーの進出などが重なり、15年度約4万2千人だった利用客が18年度は約3万1千人にまで減少。生産者の高齢化も進んで商品確保などの課題も出てきたことから、利用組合では22年3月末まで指定期間があったものの期間途中での運営辞退を決めた。

 利用組合は「続けたい気持ちはあるが、役員も無報酬で、販売員も雇えない状況になった」としている。

 約1300平方メートルの敷地と施設の活用は決まっておらず、市は「地元と相談しながら、決めていきたい」としている。

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