観衆の見守る中、歩射祭で矢を射る永尾一博さん=武雄市の武雄神社

 武雄市の武雄神社で17日、伝統行事「歩射祭(びしゃまつり)」が行われた。弓道家2人が直径1・8メートルの的を目がけて6本の矢を放ち、今年を占った。武雄哲司宮司は「中心を射た矢もあった。よい年になる兆し」と見立てた。

 歩射祭は735(天平7)年、社殿を創建した際に行われたのが始まりとされ、県内最古の神事の一つといわれている。神社参道で秋に行われる「流鏑馬(やぶさめ)」とともに、代々受け継がれている。

 神前にイノシシやウサギを献上した後、小雪の舞う境内で、武雄市弓道連盟の草場光満(みつまろ)さん(76)と永尾一博さん(67)が、28メートル先にある的に3本ずつ矢を放った。的を射抜くと約60人の見物客から「おー」という声と拍手が起きた。

 武雄宮司は「昨年は水害で大変な年だったが、災害のないよりよい年を願って放った矢が的の中心を射たのがいい兆し」と話した。神事後は見物客らにイノシシ汁が振る舞われた。

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