西松浦郡有田町の老舗陶磁器メーカー香蘭社(深川祐次社長)は海外販路拡大に向け、米ニューヨークに事務所を開設した。国内需要が低迷する中、北米最大級の見本市への出展経験を生かし、営業担当を配置して新規市場開拓を図る。

 同社は県の事業で、インテリア・ギフト商品の見本市「ニューヨーク・ナウ」に2018年2月から計3回、他の有田焼事業者とともに出展。昨年2月には新商品のカップ&ソーサーが部門最優秀に選ばれた。

 今年2月2~5日、見本市に単独出展したことを機に、マンハッタン島に事務所を設けた。契約する日本人のセールスレップ(営業代行)が百貨店や専門店などに売り込みを図る。商品発送を行う倉庫も近郊に構えた。

 同社は「これまでの出展で、受注には現地の拠点と現地事情に精通する営業担当が必要と判断した」という。今回は従来の出展時より多い10件以上の引き合いがあった。見本市には中国などアジアのバイヤーの来場も少なくなく、「ニューヨークで認められれば販路の広がりが期待できる」としている。

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