規格外のブドウを使ったドレッシングの商品化を進める佐賀農高生と井手さん(右)=白石町の同校

規格外のブドウを使ったドレッシングの「藤ざくら」

 農家と高校生が連携し、規格外のブドウを活用したドレッシングの商品化を進めている。福岡県の果樹農家と白石町の佐賀農高生、佐賀大の取り組みで、余った食品が廃棄される「フードロス」の解消につなげる。

 発起人は福岡県八女市のブドウ農家、井手一郎さん(35)。色づきが悪いなどの理由で毎年約100キロのブドウが廃棄されている現状に疑問を抱き、昨年5月から活用方法の研究を始めた。出身校である佐賀大と共同研究を開始、夏ごろからは井手さんが声を掛け、佐賀農高農業科学科で果樹を専攻する2年生4人も開発に加わった。

 高校生と井手さんは、月1、2回のペースでドレッシングの試食などを重ねてきた。成分分析を佐賀大が実施し、製造を佐賀市の丸秀醤油(佐賀市)に委託した。ブドウの果汁や皮、タマネギ、蜂蜜などを加え、あっさりとした味わいに仕上げた。ブドウの皮を使うアイデアは生徒が提案したという。

 井手さんは「規格外品を使った加工品は、農閑期の副収入としても期待ができる。高校生には自分たちの商品が店に並ぶ様子を体験してもらえれば」と話す。生徒の山口星桜(しおん)さんは「味もよく、いいものができた。今後も使われていない果物を活用した商品作りをしていきたい」と意欲を見せる。

 ドレッシング「藤ざくら」は、1本200ミリリットル入りで千円(税込み)。3月中旬から売り出す予定で、現在750本を準備している。佐賀市や八女市などのスーパーに並べ、インターネットでも販売する予定。問い合わせは井手さん、電話090(7989)1187。

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