北内郭の北墳丘墓前に柱を立てる関係者=神埼市郡の吉野ケ里歴史公園

 吉野ケ里歴史公園(神埼市郡)の北墳丘墓前で15日、「柱立て」が行われた。「弥生のクニ」を再現した北内郭の建物群を整備する際、着工セレモニーで建立された長い柱が20年ぶりに新しくなった。

 この場所では「立柱」の遺構が確認され、その穴跡の規模から推定した長さの柱を1999年10月に立てた。「祖先の霊が宿る柱」と考えられていて、老朽化に伴って立て替えることになった。木材はヒノキからスギに変更した。

 工事を請け負う建設会社の関係者ら約40人で作業した。機械を使って長さ約13メートルの柱の上部を引き上げ、結び付けたロープを関係者が引いて調整しながら慎重に立てた。降雨のためにセレモニーは中止となった。今後は柱を固定させるなどして本年度中に完成させる。

 吉野ケ里遺跡の発掘は今後も進められる計画で、同公園の担当者は「新しくなった柱がこれからの復元のシンボルになれば」と話す。

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