鳥栖-札幌 前半22分、ボールを奪って攻め上がる鳥栖FW金崎(中央)=鳥栖市の駅前不動産スタジアム(撮影・鶴澤弘樹)

 「4・3・3」の攻撃的な新システムで挑んだ今季初戦。相手を上回る13本のシュートを放ち、好機の回数も多いなど内容はよかったが、ここぞの場面で決定力を欠いた。金明輝(キン・ミョンヒ)監督は「サポーターからしたらホームで0―3の敗戦は屈辱でしかない。もっと攻撃の質を上げ、リーグ開幕戦に備えたい」と前を向いた。

 またしても天敵から痛い一撃を食らった。昨季リーグ戦2試合でともに得点を奪われたFWジェイに14分、左CKから頭でゴールネットを揺らされた。GK高丘陽平が「準備はしていた」と言う通り、マークは付けていたが、相手の技量が勝った。

 始動から取り組んでいる前線からの効果的なプレス、素早い攻守の切り替えについては体現できた。相手のパスを乱してボールを奪い、セカンドボールもことごとく拾って攻める時間を長くした。あとはゴールを決めるだけだったが、シュートは相手DFにブロックされ、MF本田風智のミドルもクロスバーをたたいた。

 昨季のリーグ最終戦の先発から、高丘以外の10人が入れ替わり、平均年齢23・82歳と若いメンバーで挑んだ一戦。金監督は「だからこそ、結果が欲しかった」と悔しがった。

 だが気落ちをしている暇はない。22日には、川崎と敵地でリーグ開幕戦を戦う。MF松岡大起は「きょうの結果を受け止め、次に生かす」。浮かび上がった課題を一つ一つクリアし、勝てるチームに変貌を遂げていく。

このエントリーをはてなブックマークに追加