フィリピンの家庭料理「アドボ」作りに挑戦する住民ら=佐賀市の神野公民館

講師のリさんと一緒にフィリピンの家庭料理「アドボ」に挑戦する参加者=佐賀市の神野公民館

講師のリさんと一緒にフィリピンの家庭料理「アドボ」に挑戦する地元の住民ら=佐賀市の神野公民館

 食を通じて異文化への理解と交流を深める「国際料理講座」(佐賀市国際交流協会主催)が15日、佐賀市の神野公民館で開かれた。神野小の児童や教員、地元の主婦ら32人が、韓国とフィリピンの家庭料理作りに挑戦した。

 講師を務めたのは韓国で暮らした経験がある釘嶋美保さん(45)と、同小に娘が通っている、フィリピン出身のリ・ストライサンド・アルカンタラさん(42)の2人。釘嶋さんは野菜や海鮮を使った韓国料理「チヂミ」を、リさんは酢としょうゆで肉や野菜を煮込む家庭料理「アドボ」作りのコツを紹介した。

 2年間過ごしたオランダから帰国したばかりで、母と一緒に参加した神野小2年の堤由依子さんは「他の国の料理に挑戦できて楽しい」と、友達の家族と一緒に笑顔で手を動かしていた。

 神野小校区は、国際結婚や留学、転勤などで外国とつながりのある家族が多く、現在15人の児童が日本語指導教室を利用している。

 外国出身の保護者が言葉の壁から他の保護者とコミュニケーションをとれずに戸惑っていたり、学校行事や配布物に対応できず悩んだりするケースが目立つ。日本人の場合でも、帰国子女が日本の暮らしになじめずに不安を抱える例がある。

 同協会の馬場三佳さん(55)は「地域のあたたかい支援が必要。この料理講座などさまざまな交流の機会を生かして、親子それぞれのネットワーク作りや困り事の解決につなげてほしい」と話していた。

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