荒牧明楽さん(提供写真)

 仮想現実(VR)技術を使ってLGBT(性的少数者)当事者や家族の視点を疑似体験するイベントが、23日午前10時から佐賀県庁のSAGACHIKAで開かれる。当事者の悩みや、子どもからカミングアウトを受ける親の思いをVRで体感する。

 レズビアン当事者のVRでは、カミングアウトしにくいと感じる職場と、当事者のパートナーが働く理解ある職場を体験する。ゲイであることをカミングアウトされるVRは、息子が目の前で涙ぐみながら告白する場面を父親の視点から見る。

 トランスジェンダーの荒牧明楽さん(佐賀大学出身)や、ゲイでVRを監修した太田尚樹さんらと、生活の上での困りごとや、気軽にできるサポートを語り合うクロストークもある。

 県がダイバーシティ(多様化)への理解などを進める事業の一環で、これまで子どもや発達障害などを取り上げてきた。県民協働課の担当者は「誰かのことを考えることが、全体を考える一歩になる」と話す。参加費は昼食と1ドリンク付きで千円、先着40人(要予約)。問い合わせは同課、電話0952(25)7068。

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