唐津工業高建築科の3年生が製作した大阪市中央公会堂の模型。右奥は公会堂を設計した唐津出身の建築家・辰野金吾=唐津市の旧唐津銀行

大阪市中央公会堂の模型を囲む唐津工高建築科の生徒と小林万里子副知事(左から2人目)=唐津市の旧唐津銀行

 唐津工業高建築科の3年生が、唐津市出身の建築家・辰野金吾が手掛けた国の重要文化財「大阪市中央公会堂」の模型を作った。赤レンガの中に白い帯石が走る「辰野式」と呼ばれる模様を再現している。作品は公会堂でも展示される。

 模型はアクリル板や厚紙などで作り、縦1メートル7センチ、横69センチ、高さ50センチ。補修される前の公会堂を手本にし、馬車用のスロープを設けた。辰野建築によく見られる屋根の曲線には、ポテトチップスの筒箱などを使った。

 公会堂は2018年に100周年を迎え、課題研究授業の一環で昨年度の3年生10人が外壁の大部分を作っていた。本年度の3年生が引き継ぎ、屋根を仕上げた。

 12日に唐津市の旧唐津銀行でお披露目式があった。出席した佐賀県の小林万里子副知事は携帯電話で写真を撮り、「どうやって作業を分担したの」と生徒に尋ねていた。製作チームの班長を務めた松本尚樹さん(18)は「どうすれば本物に近づけるか話し合った。窓の形など細部を見てほしい」と話した。

 同科3年生はこれまで模型9個を製作し、このうち辰野建築が五つを占める。16日まで唐津市本町の旧唐津銀行で展示し、19日から5月ごろまで大阪市中央公会堂に飾る。

このエントリーをはてなブックマークに追加