トマト栽培などの生産管理でJGAPの認証を受け、喜ぶ園芸科学科の生徒=佐賀市の高志館高校

 佐賀市の高志館高校の生徒たちが、トマトとメロンの栽培で、農業の生産工程が適切に管理できていることを認証する「JGAP」を取得した。県内の農業系の高校での取得は初めて。農薬の安全管理など生産活動の「見える化」に1年がかりで取り組み、「安全で安心な農産物を作る大切さを改めて感じた」と話している。

 全国の農業高校は東京五輪・パラリンピックの食材提供の基準になっているGAPを学んでいる。高志館では園芸科学科の3年生5人が昨年4月から課題研究として取得に取り組んだ。

 生産工程ごとに食品衛生や品質管理、労働環境の安全性、環境保全などを細かく点検する必要がある。このため、生徒たちは実際のハウス栽培で危険がないように作業道具を整理整頓したり、異物混入などがないよう作業の動線を工夫したりして全般を細かく見直した。

 生徒代表の吉川莉音さん(17)は「さまざまな項目や注意事項があり、大変だったが、承認を受けてうれしい。野菜を地域に販売しており、安全な食品を届ける責任を痛感した」と感想を述べた。指導した山田豊教諭は「今回の活動の成果を下級生にもつなげたい」と話した。

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