強い思いで今季に臨む新主将のDF小林祐三(右)=鳥栖市北部グラウンド(撮影・2月12日)

 JリーグのYBCルヴァン・カップは16日に開幕し、J1サガン鳥栖は午後2時から鳥栖市の駅前不動産スタジアムで札幌と対戦する。21日から始まるリーグ戦に先んじて行われる公式戦で、チームにとっては実質的な今季の船出。新主将のDF小林祐三は「自分が試合に出ようが出まいが、自分の中で納得感が得られるシーズンにしたい」と決意を語る。

 「キャリアの集大成にする」と覚悟を持って臨む今季、サッカー人生で初めて主将を務める。任命した金明輝(キン・ミョンヒ)監督は「チームのために行動できるし、プレーでも引っ張れる」と厚い信頼を寄せる。

 “開幕ゲーム”の相手となる札幌とは昨季、リーグ戦2試合を戦ってともに敗れた。敗因はセットプレーやクロスからの失点。「相手はうちの苦手なことを分かっているが、自分たちも丸腰でいくつもりはない。しっかりシミュレーションはできている」と気持ちを高ぶらせる。

 2017年にJ1横浜Mから加入し、鳥栖で4シーズン目を迎える。しかし、自身は「鳥栖に来てから納得できたシーズンはなかった」と振り返る。横浜M時代は天皇杯で優勝を成し遂げるなど高いレベルでプレーしてきたが、ここ数年は自身のパフォーマンスやチームの成績にふがいなさを感じている。

 18、19年は残留争いに巻き込まれ、悔しさを味わった。巻き返しを図る今季のチームについて、新主将は「全てにおいて変わった」と断言する。「選手の意識が決定的に変わったし、サッカーも昨季と同じ部分が全くないくらい違う。サポーターにも受け入れてもらえる自信がある」。過去2シーズンの悔しさを胸に、生まれ変わったチームを引っ張っていく覚悟だ。

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