田川浩さん「ファミリー」

花房和彦さん「願う」

太田昭信さん「吾輩は猫である」

坂本景さん「水鏡」

 幻想的な色彩、意表を突く視点-。二科会写真部の佐賀支部展が、佐賀市の県立美術館で開かれている。全国公募展への出品を前提にした近作と、昨年の全国展入選作など約50点を集めている。

 9月に東京・六本木の国立新美術館で開かれる「二科会写真部展」へ出品する作品を、四つ切りサイズで1人4点ずつ出品した。このうち、田川浩さん(唐津市)の「ファミリー」は、夕暮れ時に手をつなぐ4人家族を捉えた。オレンジからブルーへと色合いを変える空を背景に、ほのぼのとした雰囲気を醸す。

 花房和彦さん(佐賀市)の「願う」は、神社で祈る女性を題材に選んだ。大きく揺らした鈴ひもから強い気持ちが伝わり、どこかユーモラスな一枚。

 太田昭信さん(佐賀市)の「吾輩は猫である」はネコを擬人化し、ひとくせありそうな表情。坂本景さん(佐賀市)の「水鏡」は、空と樹木が映り込んだ水面を情緒的に表現した。

 来場者の批評を聞いて出品作を決める予定で、雪竹智支部長らは「佐賀支部のメンバーは色彩の美しさには定評があるが、上品にとどまりがちだ。そこを打ち破る作品を生み出したい」と話す。

 ■「第38回 二科会写真部佐賀支部展」は佐賀市の県立美術館2階画廊で、15日まで。観覧無料。

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